マクロスΔとマクロスF、両作品を考察する

今後を考察

気になる話題が多い

物語というものは様々な伏線を張られてこその面白さと醍醐味がある。それはマクロスにしても然りだが、マクロスΔにおいても相変わらず最初から謎やらをぶっこんでは物語の核となる部分が多数ある。どれもこれも気になる点が多々あるものの、やはり今作の主軸となっている『戦争のきっかけ』を紐解く事から始めていく必要があります。

そもそも戦争を引き起こしたウィンダミア、フレイヤの故郷でもあるこの国は7年前に地球の植民惑星という立場から独立するために戦争を引き起こし、そこから地球という存在に対して人種・文化といった方向の全てを排他的に扱うようになった。事実、物語前半の舞台にもなっている惑星ラグナにおいても地球の移民船が漂着したことによって、他星間交流が行われている。これまでマクロスシリーズにおいて、地球と異星との間における戦いがメインに置かれていますが、今回からは実際に植民地となった惑星で平和に暮らしていたところに、突如として舞い込んだ戦争がテーマとなっています。

要するに地球を恨んでのことですが、劇中を見る限りでは遺恨はどこにでもあるものの、地球人との接触によって得られた富もあると見ている惑星も多くあります。作中に登場した惑星ヴォルドールの王たる人物は、地球人との接触で雇用などの経済システムや技術提供により、昔よりも豊かになったと語っている。それに対してウィンダミアは地球の存在は邪悪だと言っており、その後脅迫まがいに今後協力しないことを約束させるといった強硬姿勢すら見せている。

後に判明したウィンダミアが地球という存在を憎む原因も明かされていますが、これも作品が展開していけば明らかになる真実も多そうだ。

他にはこんなところも

マクロスΔの作品でまだまだ知りたい、なんとなく謎が明らかになっているけど気になる真相といえばこんな要素でしょう。

美雲の正体

ワルキューレメンバーで、フレイヤが加入するまではリードボーカルとして活躍していた美雲・ギンヌメール。出自など過去の経歴が一切不明であり、メンバーもユニット活動をしている以外は何をしているかすら分からない、何処に住んでいるのかすら秘密というミステリアスビューティーの異名を持っていた。

しかし物語が進むにつれて断片的に、美雲が度々夢に見た記憶の中で彼女と思しき人物が物語でウィンダミアが実戦兵器として使用している遺跡の前で歌っている姿が出てくるなど、かなり意味深なシーンも登場している。そして語られるは、彼女が自身のことについて何も覚えておらず、ただ自分は歌いたいという衝動のもとにワルキューレとして、歌手として活動しているとリーダーであるカナメに証もした。それまで孤高の存在だった美雲の存在、それを揺るがしたのは他でもないフレイヤの存在だ。

フレイヤの登場により、美雲も自身が今までと違って変わってきていることを認識するなどもあって、物語の動向と共に彼女が何者であるかも早く知りたいところです。

ヴァール症候群とは

ウィンダミアが他国侵略をも兼ねて、風の歌い手によるフォールド波と古代プロトカルチャー遺跡によってもたらされるヴァール症候群。これについても劇中では発生原因こそ判明したものの、それをどうしてウィンダミアが遺跡の力と歌で制御できているのかも謎だ。また同じ歌を聴いているのにどうしてウィンダミア人は発症しないのか、という点についても疑問でもある。他星ではウィンダミアがりんごと水を用いてヴァール症候群を引き起こす成分を体内で生成しているわけだが、同じようにウィンダミアも摂取していることを考えても何故襲われないのか。

遺跡の加護というには不確定な要素が多く、そもそもヴァール症候群って何ぞやといった点も不可解ではある。そもそもどうしてプロトカルチャーの遺跡を使ったらこんな症状が出るのか、という点も物語の進行と共に明らかになってくるか。

ハヤテの父、ライト・インメルマンの存在

後半一番の衝撃、と行かずとも大方予想もしていた人もいるだろうハヤテの父、ライト・インメルマンの存在についても興味は惹かれる。最新話の放送では、ウィンダミアに次元兵器を落として独立戦争を引き起こしたとも語られ、さらにウィンダミアとも内通していたと劇中で語られています。主人公にしてみれば、死んだはずの父親が裏切り者かつフレイヤの故郷を攻撃したなどといった事実が出てきて、ショックを隠せなかった。

ただこの点にも憶測が囁かれ、ライト・インメルマンが地球側の目論見によるところか、また内通していたとされるウィンダミアの内情といった両陣営の奥深くにまで関わっていることからも、隠された真実を紐解く鍵といえる。そしてそれがハヤテにどう関係してくるのかも、興味があるところだ。

敵側の動向

作中で一番、態度を変化させたキャラといえば他でもない、ウィンダミアで宰相を務めている『ロイド・ブルーム』だ。物語初期では宣戦布告していながらも、ウィンダミアを始めとした球状星団の解放後は地球との和平交渉に望むべきといった慎重さを見せていました。しかしラグナ侵攻作戦後、ハインツの父であるグラミアが亡き後は先王の意志として銀河征服といった計画を明らかにしている。

正直、同一人物の思想とは言いがたい点ではある。最初に見せた態度からここまで強硬な、全面戦争を用いるといった行動にはどこか別人の様に見えなくもない。あるいは最初からそれが目的だったかどうかはまだわかりませんが、その思想に対して困惑などの疑心を見せるものも出てきている。

何が彼を狂気に駆り立てているのか、その点についても気になるところだ。

まだまだあるが

主要な部分ではこんなところですが、他にも主要人物のΔ小隊のメンバーであるチャックの妹、マリアンヌは結局死んだのかどうか、フレイヤの持っている音楽プレイヤーは一体誰から手渡されたのか、といった点と多くある。

物語の核たるストーリーも正直気になる部分ではありますが、この他にも知っておきたい、また注目しておきたい部分があることをお忘れなく。