マクロスΔとマクロスF、両作品を考察する

今回は5名の音楽ユニット!

戦術音楽ユニット、ワルキューレ

マクロスといえば歌、と言えるくらいのパーソナルを秘めています。マクロスΔも例外なく歌がメインテーマに掲げられて、毎週必ず挿入歌が流されるなどの取り組みは健在だ。そんな今作で活躍する歌い手は二組存在します。1つは敵対勢力となるウィンダミアで風の歌い手と呼称されるハインツ。マクロスの歌い手といえば女性が中心で、ハインツのように男性が歌い手になったのはマクロス7の熱気バサラ以来だ。全面的に強調はされていないものの、物語を語る上では重要な要素となっています。

そしてもう一つの歌い手は、5人の女性音楽ユニットからなる『ワルキューレ』だ。マクロスの歌い手は女性、ただ女性と言っても基本的にソロ歌手であり、1人の女性がもたらす歌の影響が戦局を左右するほどの重大性が帯びています。今作のΔでは音楽ユニット、それも歌手になった少女たちは自分たちが戦場で命をかけたやり取りをすることを前提としているなど、これまでとは違った要素が取り込まれて歴代のマクロスにはない新しさがある。

マクロスシリーズにとって歌は欠かせない、欠いてはいけない、手の抜けない要素にすら見られているため、今作でもかなり力の入れ具合がある。事実、キャスティングされている声優さん達も歌えることを前提になっている。

メインボーカルは二人

ワルキューレのメンバーに配役されている声優さんは次の通りとなっている。ただ今作でもワルキューレのメインとも言える美雲さんは声優と歌唱で声が分けられています。

  • 美雲・ギンヌメール:小清水亜美・(歌唱パート)JUNNA
  • フレイヤ・ビヨン:鈴木みのり
  • カナメ・バッカニア:安野希世乃
  • レイナ・プラウラー:東山奈央
  • マキナ・中島:西田望見

前作のマクロスFでもメインの歌姫であるシェリル・ノームの声と歌唱では人物が分けられているのも、恒例と言えるでしょう。

上記の5人が劇中で活躍するわけですが、中でも今作のメインヒロインでもあるフレイヤとワルキューレのメインボーカルを勤めている美雲のコンビこそが今作の鍵となっている。そのためとりわけ二人がピックアップされており、劇中の歌も基本二人がリードボーカルとして活躍してた。

そんなこんなでお披露目されているワルキューレですが、本放送前の0.89から既に劇中歌は話題を集め、某音楽配信サイトではダウンロードランキングで1位を記録するほどの人気を集めます。その後放送開始後に発売されたデビューシングルは、オリコン初登場2位を記録した。アニメ主題歌の楽曲がオリコンランキング上位、それこそトップ3圏内に食い込むことなど珍しい話ではなくなっているので驚きはしませんが、それだけ話題は高かった。

OPとEDもそうですが、その他にも劇中で紹介される楽曲全てを早く聴きたいと思っていた人もいるでしょう。そして7月上旬、遂に1stアルバムが発売された。

オリコン初登場2位を記録

2016年7月に発売された『Walkure Attack!』、筆者も当日に購入して速攻ウォークマンに入れて聴いているものの、『マクロス=歌』と言われるだけの根底は揺らいでいない。事実、今作は発売初週でおよそ8万枚という、このCDが売れないご時世の中で叩きだした好調さのおかげで週間ランキングで2位を獲得。しかもデイリーランキングでは1位も獲得しており、順当過ぎる結果を生み出します。ちなみにワルキューレに勝ったのはドリカムのベストアルバムだったので、こればっかりはしょうがない。

戦術音楽ユニットとして劇中で活躍するだけに留まらず、現実の音楽市場をも揺るがす活躍を見せています。

2ndシングル、アルバムも

音楽ユニットとして活躍しているのが5人もいるせいか、後半戦に突入したマクロスΔも劇中で聴いたことのない楽曲を次々と発表しています。これには次いでの発売があるかも、と密かに期待している人も多いでしょう。前作のマクロスFでも歌が大きく話題を集め、当時まだそこまで浸透していなかったアニメ主題歌がヒットする現象を当然のように固定させたこともあって、マクロスΔがヒットするのは不可欠といってもいい。

要するに、次の新曲発表を楽しみにしたいというわけだ。